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2023.05.12
  • へんしんバイク

小学校までに自転車で身に付けたい2つのポイントとは?

「小学校上がるまでに自転車に乗れるように」と考えている親御さんは多いですが、それだけではもったいない

ひと昔前は、公園でキャッチボールしたり、サッカーしたり、様々な遊びを通して子ども達は転んだり、ケンカをしながら、多くのことを身に付けてきました。

しかし、最近は多くの公園から遊具が消え、バットやボール遊びが禁止されてきました。代わりに小さな頃からスマホの小さな画面を見る時間が増え、身体を動かす機会がグッと少ないまま大人になっていきます。

その結果、子ども達の体力低下が声高に叫ばれるようになりました。実際、多くの研究で「幼少期に体力や運動をせず、運動能力が低いと、将来にわたり病気や怪我をしやすくなる」という大きなリスクが指摘されています。

「自転車デビューしたら、へんしんバイクの役割は終わり」
「小さくなったから、買い替えないと…」と思われている方も少なくないですが、自転車デビューできてからがへんしんバイクの本番です!!今回はその理由をお伝えします。

3歳から6歳までは、自転車に乗れるようになることがとても大切です。自転車デビュー後、お子さまが乗りやすいようにと、大きな自転車に買い替えていませんか?実はそれ、とっても大切なチャンスを逃しているかもしれません。

もし、「自転車が移動手段」であれば、少しでも楽に&早く目的地に着くことが大切です。それにはタイヤが大きい方が有効です。

しかし、幼少期の自転車は公園内など安全な場所で乗って楽しむ「遊び」ではないでしょうか? 遊びであれば、タイヤが小さい方が有効です。それは、2つの理由があります。

Point1 小学校までに自転車で身に付けたい 「遊びを通して身体感覚を身に付ける」

1.小径タイヤはバランス感覚を身に付けやすい。

単に真っすぐ進むだけでなく、同じ場所をぐるぐる回ったり、土の上や芝生など、凹凸のある路面を走り回り、時に転びながらも、倒れないようなバランス感覚を身に付けることができます。オリンピック種目にもなったBMXで小径自転車を使うのは、その方がバランスが取りやすいからです。パパママが乗る電動の子乗せ自転車のタイヤが小径なのも、同じ理由です。

2.小径タイヤはかけっこが速くなる

タイヤが小さいので、ペダルをたくさん漕ぐ必要があります。シャカシャカ沢山回す姿は、傍から見ていると大変そうですね。しかし、それが良いのです。幼少期は筋力をつけるよりも、神経回路を作る時期。ペダルを早く回すことで神経回路が作られ、かけっこが速くなり、体力もついていきます。

へんしんバイクに乗り続けた子の方が、ブレイブボードに早く乗れるようになる

公園でよく見かける横乗りで腰をくねくねとするブレイブボード、ご存じでしょうか?外遊びの定番ですね。ブレイブボードは、弊社が2008年に日本へ輸入を始め、全国で乗り方レッスンをしながら普及させました。「転んでも負けない強い子、夢をあきらめない人が増えるように」ブレイブボードと名付けたのは、子ども達に「できた!」という達成感を身に付けてもらうためです。発売して3年で外遊びの定番になった後、もっと小さな子どもにも「できた!」を身に付けてもらうために開発したのが”へんしんバイク”です。

2008年からブレイブボードを始め、2011年からへんしんバイクを発売して、10年で100万人以上の子ども達を見てきました。自転車デビュー後に大きな自転車に買い替えずに、へんしんバイクに乗り続けた子の方がブレイブボードに早く乗れます。身体が成長していくのに、かるくて小さなへんしんバイクに乗っていると、余裕が出てきてやんちゃな乗り方ができていきます。幼少期からゴールデンエイジまでの10年近くかけて、遊びの中で身に付ける身体感覚は、本物です!!

自転車デビュー後にお薦めの遊び方

1.スラローム

ペットボトルを2m間隔で5~10本置き、右に左に交互に曲がりながら進みます。一つ、二つはできても、5個になると、リズム感や体幹が必要とされます。一種の障害物競走ですから、できないと悔しくて、子ども達は右に左にと繰り返します。最後まで「できた!」時の達成感が嬉しくて、何周もぐるぐると夢中になって遊ぶ子が少なくないです。

できるようになったら、コーンの間隔を狭くしたり、数を増やすとハードルが上がります。この単純な動作の繰り返しが子ども達の神経回路を作り、体幹を磨いていきます。自転車で曲がるには、身体を傾ける動作が必要ですが真っすぐ乗っているだけではあまり身に付きません。コーンの間隔が狭くなるほど体を傾ける必要があり、うまく乗れず足を着いてしまったり、コーンを倒していきながら、どこまで重心バランスを取れるかを身体で身に付けていきます。

スラロームはスピードが出ないので受け身を取りやすく、倒れないようにコントロールすることでケガ防止にも役立ちます。専用の赤いコーンを使うと、持ち運びもしやすいです。

2.車のトランクに入れて、山や海、郊外の公園で乗る

へんしんバイクは車体が小さいので車のトランクに入れて持ち運びやすいです。ぜひ、地元の公園だけでなく、非日常でお子さまに乗ってもらいましょう。

自転車が乗りやすいのは、平らなアスファルトです。逆にいえば、凸凹道は難しいのです。芝生は一見簡単そうに見えますが、見えない凹凸がありふらふらします。さらに、グリップしづらくペダルを踏み込んだ時に力が要ります。

まずは地元の公園で、丘や芝生でも倒れないで乗れるようにしましょう。できるようになったら、山や海に行く時にへんしんバイクも持っていきましょう。ちょっとした林道や砂利道は、さらに凸凹があり、ペダルを踏むにも力が要ります。路面の凹凸だけでなく、ちょっとした上りや下り、根っこなどが邪魔でそう簡単には進めないかもしれません。それがお子さまの冒険心も駆り立て、1日遊んだ後は、新しい「できた!」と大きな満足を得られるでしょう。

へんしんバイクは、こんな遊び方を想定して柔らかいエアタイヤと乗り心地の良いサドルを装備して、頑丈に設計しています。

3.サイクリング

へんしんバイクは一般的な玩具のキックバイクとは違い、ペダルをつけて、前後反射板をつければ、公道でも使用できる自転車になります。車の通らない安全な道を選んで、サイクリングにでかけましょう。

3歳からは感受性が育ち始める時期です。自転車に乗るとグッと行動半径が広がります。パパママの自転車に乗っている時と違って、自転車は自分の力で漕いで進み、気になった場所ですぐに止まれる乗り物です。季節によって咲く花、飛んでいる虫たち、新しいお店など、自分の目で見て、肌で感じることがお子様の五感を育みます。

少しずつ距離を伸ばしていくことで、「できた!」が生まれ、地元に対する愛着も湧いてきます。へんしんバイクのユーザーさんの中には、「20㎞先の海まで行きました!」という驚きの報告を頂くこともあります。

今回は、小学校までに自転車で身に付けたいポイントその1。「バランス感覚や体力を身に付ける」をご紹介しました。次回、その2をご紹介しますね。

追伸

自転車デビューできてからが、本番です!!「自転車屋さんや周りの方に、もうその自転車小さいね」といわれたら、「ご存じないですか??小さい自転車の方が子どもの発育にいいんですよ」と堂々といって、お子さまに乗り続けてもらってくださいね。お子さまが逞しく成長した姿を見れるようになるはずです。

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